マンション|防犯サムターン取付ありの玄関を非破壊開錠

サービス内容
鍵開け
作業内容・修理箇所
ドア
ご依頼地域
武蔵野市 吉祥寺本町
作業時間
45分

お客様からのご依頼

普段ディンプルキーをお使いのお客様から、賃貸マンションの鍵を失くしてしまったので開けてほしいとのご相談がありました。お客様は、予備の鍵は2本、家の中に入ればあるので、できれば鍵は壊さずに開けてほしいといったご要望でした。

非破壊での開錠を希望される背景には、複数の合理的な理由があります。賃貸物件の場合、錠前は貸主の所有物にあたるため、破壊して交換すると原状回復や費用負担の問題が生じる可能性があります。また、室内に予備の鍵があるのであれば、開錠さえできれば鍵を壊す必要はなく、追加の交換費用も発生しません。お客様の判断は、費用と手間の両面で理にかなったものでした。

すでに何社かの業者に相談し、壊さず開けてほしいとの条件を伝えた時点で断られてしまったとのことでした。まずは詳しい状況を確認するため、武蔵野市吉祥寺本町にあるマンションへ向かいました。

非破壊での開錠を断られるケースには、相応の理由があります。ディンプルキーは不正開錠への耐性が高く、設置されている付帯設備によっては、非破壊での対応に高い技術と時間を要します。対応できる業者が限られるため、条件を伝えた段階で断られることも起こり得ます。複数の業者に断られた経緯は、その案件の難度の高さを示唆するものでもあります。

鍵穴をドアスコープから覗くと、防犯サムターンがついておりました。確認すると、お客様自身がホームセンターで買って取り付けた簡易的なものでした。

サムターンとは、室内側からつまみを回して施錠・解錠する部品のことです。防犯サムターンは、外部からの不正なサムターン操作を防ぐための仕組みで、つまみが空回りしたり、ボタンを押さなければ回らなかったりする構造になっています。これは、外から工具を差し込んでサムターンを回す「サムターン回し」という不正開錠手口への対策として有効です。市販の後付けタイプを使用者自身が取り付けているケースも多く、簡易的なものから本格的なものまで幅があります。

お客様の了承を得て、サムターン回し防止の部品を破壊させていただき、特殊工具を使って中の様子を探りながらサムターンを回して開錠が完了しました。サムターンの件があり、作業は通常よりも時間がかかりましたが、無事に開けることができて何よりです。

防犯サムターンが取り付けられている玄関の非破壊開錠は、通常の開錠よりも工程が複雑になります。サムターンへ直接アプローチする手法が、防犯部品によって妨げられるためです。今回は後付けの簡易的な部品であったため、そこだけを取り外す形で対応できましたが、本格的な防犯サムターンの場合はさらに難度が上がります。室内に予備の鍵があるという状況も、最終的に鍵本体を壊さずに済ませる判断を後押ししました。

後付けの防犯サムターンは、防犯性を手軽に高められる一方で、いざ自分が締め出された際には、正規の開錠であっても作業の妨げになるという側面があります。取り付ける際には、防犯効果と、万一のトラブル時の対応のしやすさの両面を考慮しておくと安心です。また、予備の鍵を信頼できる場所に分散して保管しておくことも、紛失時の備えとして有効です。

賃貸物件で締め出しに遭った場合、まず管理会社や貸主に連絡し、予備の鍵の貸し出しが可能かを確認する方法もあります。営業時間内であれば、管理会社が合鍵を保管していることもあり、業者を呼ばずに解決できる場合があります。今回のように室内に予備の鍵がある状況や、すぐに連絡が取れない時間帯では、開錠の依頼が現実的な選択肢となります。

ディンプルキーを日常的に使っている方は、その防犯性の高さゆえに、紛失時の開錠にも時間と技術を要することを念頭に置いておくと安心です。普段から予備の鍵を信頼できる場所に分散して保管しておくこと、鍵を決まった場所に収納する習慣をつけることが、紛失トラブルの際の負担を減らしてくれます。防犯性の高さと、いざという時の備えは、両立させて初めて十分な安心につながります。

ご依頼いただきありがとうございます!

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