お客様からのご依頼
夜遅くに玄関の鍵を紛失されたお客様から、開錠のご依頼をいただきました。お電話の段階で、戸建てかマンションか、ドアの形状、鍵のメーカー名や刻印などを確認し、想定されるシリンダー形式に合わせて開錠工具一式を準備して現場へ向かいました。到着後は、まず玄関ドアの建付けや錠前の種類(主錠・補助錠の有無)、シリンダーの型番、こじ開け痕や変形の有無などを確認し、「単純な紛失による閉め出し」であることを現物からも判断しました。
使用されていたのは一般的なピンシリンダー錠だったため、破壊せずに開ける方針とし、シリンダーにテンションレンチでわずかな回転力をかけた状態で、ピックツールを挿入して内部ピンの高さを一本ずつ探っていきました。ピンが正規位置に揃ったときの「抜ける感触」を指先で確認しながらテンション量を微調整し、数回ピン配列をなぞるうちにシリンダーが解錠方向へわずかに回転しました。そのまま鍵で回す角度と同じ位置までプラグを回し切ることでラッチが引き込まれ、ドアや鍵穴にダメージを与えることなく玄関を解錠しました。

墨田区の作業事例









