鍵開け・修理は業者に依頼!選び方や注意点について解説

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鍵のトラブルが起きた際に、自分で解決しようと考えている方は多いのではないでしょうか。鍵の修理・鍵開け作業には専門的な知識と技術が求められます。一般の方が行っても成功率は低いので、基本的には業者に相談しましょう。

この記事では、一般の方が鍵のトラブル対処を行うリスクや、鍵の業者の選び方、業者選びの注意点などについて解説します。

自分で鍵トラブルを対処するリスク

鍵が壊れてしまった場合、自分で修理しようと考える方がいるかもしれません。しかし、一般の方が鍵の修理をするのは危険です。問題が解消されないだけではなく、さらに状態が悪化してしまうことも考えられます。利用者側では応急処置にとどめ、本格的な修理は業者に相談しましょう。

以下では、一般の方が自分で鍵を修理する危険性や、自分でできる鍵の応急処置について解説します。

自分で鍵を修理するのは危険

一般の方が自分で鍵を修理するのは、基本的におすすめできません。 細いものを鍵穴に挿入して調整を行っているうちに、挿入物が折れて、異物が鍵穴に残ってしまう可能性があります。また、無理に力を加え、内部を破損してしまう可能性も考えられるでしょう。

また、一般の方の修理の場合、鍵の修理が終わったとしても油断はできません。問題が解消されたように見えて、実は著しく防犯性が低下している可能性があります。

これらの理由から、自力で鍵を修理するのは危険です。 同時に、鍵の紛失などでむやみに開錠を試してみることも控えましょう。前提として、開錠は技術が必要な作業です。一般の方が行っても、成功する見込みはありません。鍵を傷つけてしまうだけなので、最初から業者に依頼するのが賢明です。

自分でできる鍵の応急処置

一般の方でもできる、鍵の応急処置をご紹介します。日常的なメンテナンスとして行うことで鍵の不調を防止できるため、定期的に実施することもおすすめします。

鍵と鍵穴の清掃

差し込む鍵に汚れやホコリが付着していると、鍵穴がつまってしまうことがあります。そんな時は歯ブラシや布で清掃しましょう。ブラッシングや拭き取り掃除で、汚れやホコリを丁寧に除去してください。

鍵穴の清掃には掃除機などで行います。スプレータイプのエアダスターを使うのもおすすめです。鍵穴の破損を招くため、細いものを差し込むのは基本的に控えましょう。

潤滑油の注入

鍵穴に潤滑油を注入すると、滑りが良くなります。ホームセンターなどで鍵穴専用の潤滑油が販売されているため、そちらを使用してください。

同じ油だからといって、家庭用のサラダ油などを使用するのは厳禁です。専用の潤滑油とは異なり、こうした油は粘度が高く、かえってホコリやゴミが吸着してしまいます。鍵穴に注入しても状態が悪くなるだけなので、使用を控えましょう。

鍵開けや修理を依頼する業者の選び方

インターネットで検索すると、鍵の修理に対応している業者が多く見つかります。どの業者を選ぶべきなのか、迷ってしまう方も多いでしょう。以下では、鍵の修理を依頼する業者の選び方について解説します。

修理したい鍵の種類に対応している業者を選ぶ

鍵には種類があります。業者によって業者によって修理対応できる鍵の種類が異なる場合があるため注意しましょう。修理を依頼したい鍵に対応している業者を選んでください。

以下では、代表的な鍵の種類について解説します。

住宅の鍵

住宅の鍵は最も一般的な種類であり、多くの業者が修理・開錠の対応を行っています。玄関の鍵だけではなく、浴室、トイレなど特定の部屋に取り付けられている鍵も修理・開錠の対象です。

ほとんどの業者が対応しているため、業者選びで困ることはないでしょう。ただし、賃貸住宅の場合は居住者が無断で鍵修理を行うことはできません。管理会社やオーナーに確認したうえで業者に依頼してください。経年劣化による故障の場合は、管理義者が費用を補償してくれるケースがあります。

施設の鍵

オフィスや店舗などの施設では、自宅のドアの鍵とは違うものが使われています。倉庫やシャッターの鍵などが代表例です。また、暗証番号キー、カードキー、生体認証キーなど、一般住宅ではあまり見ない鍵が使われていることも少なくありません。

スタンダードな鍵であれば、多くの業者が修理・開錠対応を行っています。しかし、防犯性を重視した特殊な鍵の場合、通常の鍵業者では対応できないこともあります。その場合は、メーカーへの問い合わせが必要です。

車・バイクの鍵

現在は、リモコンキーやイモビライザーキー、スマートキーなどさまざまな鍵が車・バイクの鍵として使われています。車・バイクの鍵が故障した場合、通常はディーラーに修理を依頼しますが、鍵の業者でも対応可能です。ディーラーに依頼すると時間がかかるため、緊急で修理・開錠を依頼したい場合は業者に相談しましょう。

車・バイクの鍵の場合、外出先で故障してしまうことや鍵を紛失してしまうことも考えられます。その場合は、現場まで作業スタッフを派遣してくれる業者を選んでください。

金庫の鍵

金庫にはさまざまな種類がありますが、基本的に防犯性が高く、一般の方が開錠を行うのは困難です。無理に修理や開錠を行おうとすると、完全に故障してしまうことも考えられます。急いでいる場合は破壊する方法もありますが、危険なため基本的にはおすすめできません。

金庫の鍵の修理・カギ開けは、極めて専門的な技術が求められます。金庫の種類によって対応可否が分かれるため、業者に相談する際は金庫の種類を申告したうえで対応可否を確認しましょう。

その他の鍵

上記の他にも以下のような鍵があります。

    • カバンの鍵
    • スーツケースの鍵
    • タンスの鍵
    • デスクの鍵
    • 南京錠

住宅や施設に設置されている鍵と比較するとシンプルな設計のため、多くの業者がこうした鍵のカギ開け・修理に対応しています。相談の際は、念のために鍵の種類を申告し、業者で対応できるかを確認しておきましょう。

実績が豊富な業者を選ぶ

鍵トラブルの解決実績が豊富な業者に依頼することも大切です。トラブル対応実績が豊富な鍵業者であれば、スムーズな解決が期待できます。特に店舗やオフィスの鍵トラブルの場合は早く解消しなければ業務が滞ることになるため、実績が豊富な業者を選ぶのがおすすめです。

ホームページで多くの実績を公開している業者であれば、技術力が高く、速やかに鍵トラブルを解決してくれると考えられます。

対応が丁寧な業者を選ぶ

丁寧で誠実な対応をしてくれる業者を選びましょう。信頼できる業者は、電話対応が丁寧です。鍵の状況や種類など、細かな情報をヒアリングしてくれる業者であれば安心といえます。

反対に、少ない情報で簡単に見積もりを出すような業者はあまり信頼できません。最初に安い料金を提示することで相談者を引き付け、後から費用を吊り上げてくる可能性があります。

クレジットカード支払いに対応している業者を選ぶ

現金のほか、クレジットカード支払いにも対応している業者がおすすめです。

鍵トラブルに対処する費用は高額になりがちで、手持ちの現金では足りない可能性もあります。クレジットカード支払いに対応している業者であれば、高額の支払いになっても問題ありません。現金をおろしに行く手間も省けます。

電話相談の際は、クレジットカード支払いに対応しているかどうか確認してください。あわせて、支払いできるクレジットカード会社についても聞いておきましょう。

出張見積もりが無料の業者を選ぶ

出張見積もりに料金が発生するかどうかは、業者によって異なります。基本的には、出張見積もりが無料の業者がおすすめです。出張見積もりの料金によって、最終的な費用が大幅に変わることがあります。

また、開錠や鍵修理は複数の業者に見積もりを依頼し、最も安い業者に依頼することも一般的です。このことからも、出張見積もりで料金がかからない業者に相談することをおすすめします。

スピード対応している業者を選ぶ

対応のスピードにも注目して業者を選びましょう。

鍵のトラブルは「鍵を使いたいタイミング」で発生するものです。そのため、迅速な対応が求められます。

365日24時間対応であれば、スピーディーな作業員の派遣が期待できます。電話相談では、どの程度の時間で作業員が派遣されるか確認してください。数時間などしばらくかかる場合は、他の業者を検討したほうが良いでしょう。

フリーダイヤルの電話窓口を用意している業者を選ぶ

可能な限り、フリーダイヤルの電話窓口を用意している業者を選んで相談することをおすすめします。

鍵の修理や開錠の依頼は、状況説明に時間がかかります。そのため、電話相談が長くなり、電話料金が高くなりがちです。特に、複数の業者に相談する場合は、電話料金だけで費用が増大することもあります。

最終的な費用負担に大きく関わってくるため、フリーダイヤルで相談できると好ましいでしょう。

最終的な現場見積もりで選ぶ

出張が無料の業者であれば、見積もり額を確認したうえで依頼を決めてもよいでしょう。見積額が妥当か、内訳に不審な点はないか、慎重に確認してください。納得できないようであれば追求しましょう。一旦依頼を保留し、他の業者に相談したうえで決めても問題ありません。

アフターフォローがある業者を選ぶ

鍵のトラブル対応は、成功後しばらくしてから不具合が発生する可能性があります。そのため、アフターフォローの体制が整っている業者を選ぶことも大切です。

具体的には、作業終了後一定期間内に再度不具合が起こった場合は無償対応してくれる業者を選ぶことをおすすめします。

鍵の業者に鍵開けや修理を依頼する流れ

鍵の業者に修理や開錠を依頼し、作業完了後に支払うまでの流れを紹介します。

電話相談

まずは、現場のエリアに対応している鍵の業者を探し、電話相談をします。「○○(エリア名) 鍵修理/鍵開け」などで検索してください。上記のとおり、フリーダイヤルの電話番号がある業者であれば、費用を抑えられます。

相談の際は、修理・開錠を依頼した鍵の種類を申告してください。作業スタッフが現場に派遣されるまでの目安の時間についても確認しておきましょう。

作業スタッフの派遣

現場に作業スタッフが派遣されてきます。派遣されるまでの時間は業者の人員体制によって異なりますが、早ければ30分程度が目安です。東横救急では、最短5分となっています。

現場見積もり

作業が現場で鍵の種類や状態を確認したうえで、見積もりが提示されます。相場相当の料金になっているか、また、内訳のなかに不明な点がないか確認してください。さらに安い業者を探したければ、この時点では正式な依頼を控えても問題ありません。

修理・鍵開け作業

見積もりに合意した場合は、正式に修理・開錠を依頼します。作業時間は作業内容によって異なります。簡単な開錠作業であれば30分~1時間程度で終わりますが、複雑な鍵の修理の場合は数時間かかることがあります。事前に作業時間の目安を確認しておきましょう。

支払い

現金、もしくはクレジットカードで支払いを行います。後ほどアフターフォローを依頼するケースも考えられるため、業者の連絡先はしばらく控えておきましょう。

注意したい悪徳な鍵業者

現在は、多くの鍵業者が営業しています。残念ながら、すべてが優良な業者というわけではありません。粗悪なサービスを提供したり、不当な料金を請求したりする悪徳な業者も存在します。そうした業者を利用しないためには、業者の信頼性について慎重に吟味することが大切です。

以下のような特徴に当てはまる業者は、利用を控えることをおすすめします。

電話対応が雑な業者

業者の信頼性は、電話対応に反映されます。受付の言葉遣い・態度が悪い、こちらの情報を聞かないなど、電話対応に雑な点が見受けられる業者は少し注意しましょう。こうした業者は、電話受付を担当する社員に対して十分な教育を行っていないと考えられます。

また、十分な情報を提供していないのにも関わらず安易に「できます」と言ってしまうような業者も注意が必要です。現場に到着してから「やはりできない」と言われたり、不当な料金を追加されたりすることがあります。

電話対応だけで料金を断言してくる業者も注意が必要です。原則として、現場の鍵を見てからでないと正確な見積もりはできません。

実態がない業者

そもそも、その業者に実態があるか確認しましょう。ホームページの会社概要などで会社の所在地などを明記していない場合、悪徳業者の可能性があります。また、トラブルがあった際の問い合わせ先を記載しているかどうかも重要です。

悪徳業者は、自社の実態に関して曖昧に記載する傾向があります。ホームページに記載されている情報に不足や曖昧な点が見られる場合は、悪徳業者である可能性を疑いましょう。

詳細な説明なしで作業を始める業者

正式に作業を依頼する前に、どんな作業が行われるのか作業員に確認してください。この際、十分な説明が行われない場合は、少し注意したほうが良いでしょう。どうしても不安が残る場合は、その時点で依頼をとりやめてもかまいません。

実施する作業内容を曖昧にしたまま作業を開始する業者は、後から不要な作業を追加して料金を上乗せしてくることが考えられます。必ず作業内容に納得したうえで、正式な依頼をするように意識しましょう。少しでも不審な点が見られる場合は、勇気を出して依頼をとりやめることが大切です。

鍵の業者に支払う費用を少しでも安くするためのポイント

鍵修理・開錠の費用は高額になることがあります。支払う費用を少しでも安くしたい場合は、以下のようなポイントを意識しましょう。

可能な限り日中に依頼する

24時間365日の依頼に対応している鍵業者は少なくありません。しかし、一般的に夜間の依頼には割増料金が適応されます。割増料金の設定は業者によって異なりますが、労働基準法に基づき22時~翌日5時までの依頼に対し25%の上乗せ料金を請求している業者もあります。

このことから、鍵のトラブル時は可能な限り日中に依頼することがおすすめです。

不用意に自分で作業をしない

不用意に自分で鍵に手を加えないことも大切です。特に鍵穴に何かを入れて調整するような作業や、鍵の分解作業などは控えてください。鍵のすべりを良くするために食用の油などを注入することも厳禁です。

最初はシンプルなトラブルだったとしても、一般の方が不用意に手を加えると本格的な故障に発展してしまうケースがあります。

業者としては、内部の部品が壊れていれば交換の部品を発注するしかありません。部品代が請求に加わるだけではなく、欠品していればメーカーから届くまで待つ必要があります。最初から業者に依頼していたほうが費用も時間もかからなかった、というケースは少なくないのです。

相見積もりを依頼する

少しでも安く対応してくれる業者を見つけたい場合は、相見積もりを依頼してください。その場合は、出張見積もりが無料の業者を選んで相談しましょう。急いで対応してもらいたい場合は、相見積もりをしている時間はないでしょう。そのため、今すぐ修理や開錠をしてもらう必要はない場合の方法になります。

鍵の業者に修理を依頼すべきタイミング

鍵は、大きなトラブルが起こる前に修理や交換をしておくのがおすすめです。鍵の業者に修理や交換を依頼すべきタイミングについて解説します。

鍵が壊れた時

鍵が壊れた時は、明確な修理・交換のタイミングです。鍵が抜けづらい、回りづらいといった無理をすればそのまま使い続けられるような故障でも、放置するのはおすすめできません。意図しないタイミングで、突然鍵が使えなくなってしまうことがあります。修理でそのまま使い続けられるか、交換が必要かは、鍵の状態によって異なるので、専門業者に相談し、アドバイスをもとに検討しましょう。

鍵が劣化した時

鍵は経年使用によって少しずつ劣化していきます。動きが悪い、鍵がかかりづらいといった使用感の悪さを感じている場合は、経年劣化が原因かもしれません。大きなトラブルが起こる前に、交換することをおすすめします。鍵の耐用年数は、一般的に20年程度と考えられています。

鍵を長い間使用している時

同じ鍵を長い間使用している場合も、鍵の交換や修理をおすすめします。使用上、明確な問題が起きていない場合も、プロにチェックしてもらうと欠陥が発覚するかもしれません。

また、近年の鍵は昔の製品と比較すると大きく防犯性能が向上しています。昔の鍵を使用している場合は、新しい鍵に交換することでセキュリティを強化できるでしょう。

 

費用や時間の問題から、鍵の修理や開錠を自分で行いたいと考える方は多いでしょう。しかし、基本的な鍵の業者に依頼するのが、最も費用と時間がかからない方法です。知識や技術のない方が鍵の修理・開錠を行っても、鍵が故障する、欠陥が放置されてしまうなど、あまり良い結果にはなりません。

ただし、業者選びにも注意点があります。悪徳業者を利用して不利益を被らないために、業者の信頼性については慎重に判断してください。

東横救急は、お客様に信頼していただけるサービスの提供を心がけています。多くのお客様のカギ開け・鍵修理のお悩みに対応しました。鍵のトラブルでお困りなら、ぜひお気軽にご相談ください。

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