お客様からのご依頼
玄関の鍵を開けてほしいと深夜2時過ぎにご相談のお電話がありました。調布市八雲台のアパートにお住まいとのことでしたので、その時間に府中市で待機している作業員がすぐに向かいました。
深夜帯の鍵トラブルは、対応できる業者の数が日中に比べて減るため、現地まで来てくれる作業員を確保すること自体がハードルになります。特に午前2時を過ぎる時間帯は、業者によっては営業時間外となる場合もあり、選択肢が限られます。電話に出てもらえる業者を見つけられた段階で、依頼者にとっては大きな安堵となります。
30分弱でお客様と合流し、玄関の鍵穴を調査しました。深夜帯の現場対応では、共用廊下の照明状況、近隣住戸への音への配慮、依頼者本人の体調と精神状態など、日中の作業とは異なる配慮が必要になります。マンションやアパートの場合、他の住人の睡眠を妨げないよう、工具の音や会話のボリュームを抑えながらの作業となります。
ピッキング不可の鍵であることがすぐにわかりました。現代の賃貸物件では、ディンプルキー仕様や、その他の高セキュリティシリンダーが採用されているケースが多くなります。鍵穴を観察するだけでも、鍵穴の形状や奥行き、シリンダー外周のデザインなどから、ピッキング対応の可否が判別できます。
サムターン回しの開錠が可能なので、その方法をご説明し、ご了承いただきましたので作業を開始しました。サムターン回しは、扉内側のサムターン(つまみ式の施錠機構)を外部から特殊工具で直接操作してロックを解除する手法です。ピッキングと並んで、住宅鍵の非破壊開錠の代表的な手段の一つです。
ドアスコープを外し、その穴から特殊工具を入れてドアを傷つけずに開けることが可能でした。ドアスコープは、扉に取り付けられた覗き窓型の防犯装置で、内側から外を確認するための小さなレンズです。多くのドアスコープは、内側から手で取り外せる構造になっており、取り外すと扉に丸い穴が開いた状態になります。この穴から特殊工具を内部に挿入することで、サムターンへのアクセス経路が確保できます。
サムターン回しの作業は、工具の挿入角度と回転動作の細やかな調整が必要です。扉内側のサムターンの位置と形状、扉の厚み、サムターンと工具の到達距離などを考慮しながら、慎重に操作を進めます。サムターンの形状によっては、特殊な形状の工具が必要になるケースもあり、現場での工具選定が重要な要素となります。
開錠作業を得意とする作業員が対応したので、今回の現場では玄関の鍵を壊すことなく開けられました。業者の作業員は、それぞれが得意とする領域を持っています。シリンダーピッキングが得意な作業員、サムターン回しの繊細な操作が得意な作業員、金庫開錠を専門とする作業員など、複数のスキルの組み合わせで対応の幅を確保しています。
実際の開錠方法に関しては、鍵の種類やドアの厚み、状況などにもよりますので、現地でしっかり調査させていただく流れとなります。電話の段階で「どんな鍵か」を伝えていただくことで、現場到着前に必要な工具を準備することができ、現地での作業がスムーズに進みます。
鍵の種類を電話で伝える際のポイントとしては、鍵のヘッド部分の刻印(MIWA、GOAL、AGENT、KABAなどのメーカー名)、鍵の形状(ギザギザのギザ鍵か、表面にくぼみのあるディンプルキーか)、ドアの種類(マンション玄関、戸建て玄関、引き戸など)、扉の厚みや特殊な防犯機構の有無などです。可能であれば、鍵の写真を撮って送ることができれば、より正確な情報共有が可能になります。
深夜帯の鍵紛失トラブルは、誰にでも起こり得る突発的な事象です。スマートフォンに自宅の業者の連絡先を登録しておく、業者への問い合わせ時に伝えるべき情報をメモしておく、信頼できる業者を平常時に決めておくなど、いざという時のための備えがあると、緊急時の判断と行動がスムーズになります。
調布市の作業事例








