鍵を紛失して２箇所

今日はちょっとした冒険でした。東京都杉並区久我山の緑豊かな住宅地にある一軒家からの依頼で、まず玄関ドアの開錠、そしてその後に金庫の開錠を行いました。依頼者は、急な外出から戻ってみると玄関の鍵を中に忘れてしまい、さらに金庫の鍵も見当たらないという二重のトラブルに見舞われていました。

現地に到着し、依頼者に状況を確認すると、古いタイプのシリンダー錠が使われていることが分かりました。早速、道具を取り出し、集中してピッキングを開始。数分の格闘の末、カチッと音がして無事に玄関が開きました。依頼者はほっとした様子で、家の中に案内してくれました。

次に、金庫の開錠です。この金庫はダイヤル式と鍵式の二重ロックが施された頑丈なものでした。まずはダイヤルの部分に取り掛かりました。慎重にダイヤルを回しながら、微かな手ごたえを感じ取る作業が続きます。途中、依頼者が「これが初めての金庫開けですか？」と興味津々に尋ねてきましたが、「いえ、結構ありますよ」と答えながら、集中力を維持しました。

ダイヤルの解錠が終わり、次に鍵の部分に移ります。こちらは特殊な工具を使い、内部の構造を感じながら慎重にピンを動かしていきます。数分の作業の後、ついに鍵が回り、金庫の扉が開きました。依頼者は「信じられない！」と感嘆の声を上げ、中にあった重要書類を確認していました。

今回の作業は、技術と集中力が試される場面が多く、やりがいのあるものでした。依頼者からは「これで安心して生活できます。本当にありがとうございました」と感謝の言葉をいただき、私も達成感を感じました。

この仕事は、依頼者の安全と安心を守る大切な役割を担っていると改めて実感しました。今後も、どんな難題にも対応できるよう技術を磨き続け、迅速かつ丁寧な対応を心掛けていきたいと思います。