中野区鷲宮のアパートで深夜に発生した鍵紛失|破錠ではなく非破壊で開錠できたケース

サービス内容
鍵開け
作業内容・修理箇所
ドア
ご依頼地域
中野区 鷲宮
作業時間
25分

お客様からのご依頼

深夜帯、酔った状態で鍵をどこかに落としてしまったという20代の男性から鍵開けの連絡が入った。場所を聞くと中野区鷲宮で、近くで現場待機中の作業員がそのまま向かい、約20分後に玄関ドアの前で合流した。住んでいるのは賃貸アパートで、ドアや鍵を壊されてしまうと不動産会社や大家さんへの説明に困るとのこと。すでに別の業者に見積もりを取った段階で「破錠でしか開けられない」と告げられていたため、半ば諦めながらの相談だった。

賃貸物件における鍵トラブルでは、原状回復義務との関係で破錠(=鍵やシリンダーを物理的に破壊して開ける手法)を避けたいというニーズが強い。破錠してしまうとシリンダー交換が必須になり、結果として開錠費用に加えて新しいシリンダーの部材費と取り付け費用も発生する。さらに、賃貸の場合は管理会社指定の鍵に戻す手続きが必要になることもあり、トータルの負担はかなり大きくなる。

現地でまず鍵穴を確認した。使われていた鍵について住人から話を聞くと、ディンプルキーではなくギザ鍵タイプだったとの記憶。実際に鍵穴を覗いてみると、ピン段数も比較的シンプルで、非破壊での特殊開錠が十分可能な構造だった。他社で「破錠でしか開けられない」と判断された背景には、夜間帯で対応できる工具やスキルを持つ作業員が限られていたことが影響していた可能性がある。

住人に「壊さずに開けられる見込みである」旨を伝え、了承を得た上で作業に入った。鍵穴に特殊工具(テンションツールとピックツール)を挿し込み、シリンダー内部のピンを一つずつ正しい高さに押し上げてシアラインを揃えていく。ギザ鍵タイプのピンタンブラー錠は、現在のディンプルキーと比較してピンの段数や配置がシンプルで、適切な技術があれば鍵やシリンダーを傷つけずに開錠できる範疇に収まる。

作業を進めるうち、シリンダー内部のピンが順番に揃っていく感触が伝わり、最終的にシリンダーが回転して開錠に至った。鍵やシリンダーを破壊せずに済んだため、住人からは破錠を覚悟していただけに、壊さず開いて本当に助かったとの反応があった。

このケースから読み取れる教訓は二つある。一つは、同じ鍵トラブルでも業者によって判断や対応技術にばらつきがあり、「破錠しかない」と告げられた状況でも別の業者では非破壊で開けられることがある点。緊急時で焦っているときほど、複数社の見解を聞く余裕がなくなるが、特に賃貸物件では一度立ち止まって別の業者にも当たってみる価値がある。もう一つは、紛失した鍵そのものについての考え方で、賃貸でも分譲でも、鍵が外部に落ちている可能性がある以上、開錠後にシリンダー交換を検討するのが防犯上は望ましい判断となる。今回は管理会社の判断を待つ形となったが、紛失した鍵の所在が不明である以上、第三者の手に渡るリスクはゼロではない。

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