お客様からのご依頼
家族と離れて一人で戸建てに住むことになったため、玄関の鍵を新しく交換したいという相談が入った。これまで鍵に関することは家族任せだったため、ホームページを見ても自分の家にどの鍵が適しているのか判断できず、一度は調べることを断念したという。それでも防犯面の不安が拭えず、数日後に再度業者を検索して問い合わせをいただいた経緯だった。電話だけで鍵の種類や仕様を説明するのは確かにイメージが付きにくいため、直接住まいに伺って実物のサンプルを見ながら説明する形を取った。
住まいは杉並区浜田山の戸建てで、築40年が経過しており、住人自身も30年そこに住んでいるとのこと。当然ながらその間に一度も鍵を交換していないという状況で、現在使われている鍵の状態を確認させてもらった。実物を手に取ってみると、鍵山の先端が著しく摩耗し、表面に細かい傷が無数についている状態で、想像していた以上にボロボロの姿だった。住人からも、最近は鍵の開け閉めに時間がかかるようになっていたと教えてもらい、シリンダー側にも相当の摩耗が蓄積していることが推測された。
築40年クラスの戸建てで使われていた鍵は、ほとんどの場合が現在の防犯基準では古いタイプのギザ鍵で、ピッキング耐性も現行のディンプルキーには遠く及ばない。さらに、一人暮らしの高齢者の場合、外出時の不安や、空き巣・侵入窃盗のターゲットになりやすいという統計的な傾向もあり、鍵単体の防犯性能を底上げしておく意義は大きい。
サンプルキーを見せながら、各種ディンプルキーの特徴を一つずつ説明していった。MIWAのPRシリンダー、GOAL V18、カバスター・ネオなど、ピッキング・破壊・不正複製の各観点で高い性能を持つ製品の違いを、実際の鍵の形状を手に取って比較してもらう方法を取った。鍵の知識をこれまで持っていなかった住人でも、実物の比較は直感的に分かりやすかったようで、最終的にMIWAのPRディンプルキーを選択された。
MIWA PRはピン配置が複数方向にあるためピッキングに極めて強く、内部のロッキングバー構造によって不正な鍵で内部ピンを揃えてもシリンダーが回転しない二重のロック機構を備えている。さらに、合鍵作成にはメーカー発行のセキュリティカードが必要で、無断複製のリスクが大幅に下がる。築年数の古い戸建てで一人暮らしを始めるケースには、防犯面で優先度の高い選択肢の一つになる。
作業はシリンダー交換のみで対応可能だったため、既存シリンダーを取り外し、新しいPRシリンダーをセットして固定ピンで止め、動作確認まで含めて20分ほどで完了した。鍵を新しく受け取った住人からは、見た目の安心感だけでなく、鍵の挿し心地が以前と全く違うことに驚いていた様子だった。30年使い続けた鍵が摩耗していた事実は、新しい鍵に触れて初めて実感できるものでもある。
杉並区の作業事例








