引き戸玄関の自作取り付けディスクシリンダーをMIWA PRへ防犯強化交換

サービス内容
鍵交換
作業内容・修理箇所
ドア
ご依頼地域
杉並区 荻窪
作業時間
35分

お客様からのご依頼

玄関のドアが引き戸タイプで、最近鍵の調子が悪く、鍵交換を検討しているというお問い合わせがありました。住人によれば、鍵がいつ壊れてもおかしくない状況とのことで、できれば早く新しい鍵にしたいと、少々焦ったご様子でした。場所は杉並区高円寺で、ちょうど杉並区担当の作業員がいたためそのまま現場へ向かいました。

現地で引き戸の鍵を確認したところ、メーカーは美和ロック(MIWA)製で、シンプルで耐久性のある鍵として広く普及してきたディスクシリンダー錠が取り付けられていました。MIWAのディスクシリンダーは、内部の複数のディスクが鍵の形状に合わせて回転し、シアラインを揃えて開錠する構造で、ギザ鍵タイプの代表格として長年使われてきました。現在は防犯性能の観点から、新規取り付けでは推奨されない世代のシリンダーとなっています。

住人によると、以前に鍵を新しくする際にこのディスクシリンダーをご自身で取り付けたとのことでした。確かに、ディスクシリンダーは取り付けの構造が比較的シンプルで、ホームセンターで販売されている互換品の中には自力での交換が可能なものもあります。DIYで取り付けたい人にとっては選択肢の一つになっていますが、防犯性能の観点から見ると、現代の住宅用としては推奨できない世代の構造になっています。

ディスクシリンダーの主な弱点は、内部構造がシンプルすぎてピッキングに対する耐性が低い点にあります。1970年代から1990年代にかけて広く普及しましたが、2000年代以降に空き巣の侵入手口としてピッキングが急増し、現在では「ピッキングで開けられる代表的なシリンダー」として認識されるようになりました。警察庁の統計でも、ピッキング被害の多くがこの世代のシリンダーを使った物件で発生していた経緯があります。

こうした背景を住人にご説明し、同じMIWA社の中で、より防犯性能が高くピッキング耐性のあるPRシリンダーへの交換をご提案しました。MIWA PRは、ディンプルキー形状でピンが複数方向に配置されており、ピッキングでの開錠が極めて困難な構造になっています。さらに、ロッキングバー機構による二重のロック、合鍵作成にセキュリティカードが必要な仕組みなど、複数の防犯機能を組み込んだ高セキュリティシリーズです。

引き戸の場合、シリンダー交換の手順は開き戸とは若干異なります。引き戸では、シリンダーが引き戸の側面または前面に取り付けられており、引き戸自体を所定の位置で動かしながら作業する必要があります。今回は既存のディスクシリンダーを取り外し、同じ取り付け穴を流用してMIWA PRシリンダーをセットする形で交換が完了しました。

引き戸用のシリンダー交換は、開き戸用に比べて部材の選択肢が限られる傾向があります。引き戸の構造に対応する錠前メーカーと製品が限定されているためで、防犯性能を高めたい場合は、引き戸対応の高セキュリティシリンダーが揃っているメーカー(MIWA、GOAL、ALPHAなど)から選ぶことになります。今回のように、ディスクシリンダーからPRシリンダーへの切り替えは、引き戸の防犯強化として最も実用的な選択肢の一つと言えます。

ご依頼いただきありがとうございます!

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