お客様からのご依頼
12月も本日最終日。練馬区で待機中の作業員の元に、同じ練馬区で玄関開錠のご相談の電話がありました。年末の慌ただしい時期は、引っ越しや大掃除の最中に鍵を紛失するケースも増え、業者への問い合わせ件数が他の月より増える傾向にあります。
お客様はすでに他社にもお問い合わせをされていて、その業者ではドアスコープからの開錠しか対応できないとお断りされたそうです。業者によって、現場対応の技術範囲や所持工具の種類が異なるため、同じ案件でも「対応可能」「対応不可」の判断が分かれることがあります。一度対応不可と告げられた案件でも、別の業者では対応できる可能性があるため、複数社に問い合わせる選択肢は重要です。
ドアスコープが付いていない物件で他の方法でも開けることができないか、賃貸なのでできれば鍵を壊さずに開けてほしいとのことで、何か方法をご提案できないかと練馬区光が丘のマンションに向かいました。
ドアスコープからのサムターン回しは、現代の住宅鍵の非破壊開錠の代表的な手法ですが、ドアスコープが取り付けられていない物件では、この経路でのアプローチができません。古い世代のマンションや一部の賃貸物件では、ドアスコープが標準装備されていないケースもあり、別の経路を探る必要が生じます。
30分後、お客様と合流しました。賃貸マンションはドアスコープはなしでしたが、ポストがあったのでそこから小型カメラを入れてサムターン回し開錠が可能でした。
玄関ドアに直接取り付けられたポストは、外側から内側への物理的なアクセス経路として機能します。郵便物の投入口を経由して、内側のサムターンに到達できる距離と角度が確保できれば、サムターン回しの手法が適用可能です。小型カメラを挿入して内側の様子を確認しながら、特殊工具でサムターンを操作する流れとなります。
小型カメラ(ボアスコープやエンドスコープ)は、細いケーブルの先にカメラが付いた工具で、狭い場所や見えない位置の状況を視覚的に確認できます。業者の現場対応では、シリンダー内部の状態確認、扉内側のサムターンの位置確認、補助錠の有無の確認など、複数の場面で活用されます。
ポスト経由でのサムターン回しは、ドアスコープ経由と比べて以下の点で異なります。ポストの投入口は通常ドアスコープよりも下の位置にあり、サムターンとの位置関係も異なります。投入口の幅と高さも製品によってばらつきがあり、工具の挿入角度に制約が生じる場合があります。一方で、ポストの開口部はドアスコープよりも大きいことが多く、小型カメラと工具を同時に挿入できる利点があります。
作業は30分程で完了しました。ポストの構造を観察し、サムターンへの到達経路を確保した上で、慎重に工具を操作してロックを解除しました。シリンダー本体や扉に大きな傷を残すことなく、非破壊での開錠を実現できました。
賃貸物件の非破壊開錠は、退去時の原状回復義務との関係で重要な意味を持ちます。賃貸契約では、入居時の状態を保って退去することが求められるケースが多く、シリンダーや扉の破損があると、原状回復費用が入居者負担となる可能性があります。鍵紛失からの開錠で破錠を選択すると、シリンダー本体の破壊と新規シリンダーの取り付けが必要となり、結果として大家さんや管理会社との調整も発生します。
非破壊での開錠が実現できれば、こうした退去時のトラブルを未然に回避できます。賃貸物件にお住まいの方で鍵紛失トラブルが発生した場合、複数の業者に対応可能な手法と費用を確認した上で依頼することが、結果的に費用と時間の両面で有利な選択につながります。
業者への問い合わせ時に伝えるべき情報としては、扉の種類(マンション玄関、戸建て玄関、引き戸など)、鍵の種類(ギザ鍵、ディンプルキーなど)、ドアスコープの有無、ポストの有無、その他の特殊な防犯機構の有無などがあります。これらの情報があれば、現場到着前に必要な工具を準備でき、対応可能な手法の判断もより正確に行えます。
練馬区の作業事例








