MIWA PGVF LAタイプ|二個同一+逆マスター仕様でオートロック連動交換

サービス内容
鍵交換
作業内容・修理箇所
鍵の交換
ご依頼地域
杉並区 荻窪
作業時間
15分

お客様からのご依頼

今回は玄関の鍵の交換についてのご相談が入りました。交換していくのはMIWAのPGVF、LAタイプのディンプルキーです。

MIWA PGVFは、PGシリーズの中でもVF(バリエーション)タイプとして、特定の防犯機能を強化した上位グレードの製品です。LAタイプは、扉の構造や錠ケースの規格に応じた取り付け方式を示し、プッシュプル式の玄関ドアに対応した仕様となります。プッシュプルハンドルは、押す・引くの動作だけで開閉できる現代的なハンドル方式で、近年のマンションや戸建てで広く採用されています。

通常のLAシリンダーより少し太いが、行っていく作業はさほど違いはありません。

PGVFはシリンダー本体がやや太めの設計で、内部に複数の防犯機構を組み込むためのスペースが確保されています。取り付け作業の手順自体は、LAシリーズの標準的な流れに沿って進められるため、現場での対応も大きな違いはありません。

今回の場合は二個同一のシリンダー、かつエントランスのオートロックも開けられるよう逆マスター機能を付与する必要があったので、発注をしてから部材が届くまで待ち、作業をさせていただきました。

「二個同一」は、玄関のワンドアツーロック(上下2か所の鍵)を1本の鍵で開けられる仕様です。住人にとっては、複数の鍵を持ち歩く必要がなく、日常の使い勝手が大きく向上します。ワンドアツーロックの利便性と防犯性能の両方を維持できる構成となります。

「逆マスター機能」は、複数の異なるシリンダー(エントランスオートロック、住戸玄関の上下、共用部の物置など)を、利用者の1本の鍵で全て開けられる仕組みです。マスターキー(管理者が複数のシリンダーを開けられる)と対比される概念で、利用者側の利便性を重視した設計となります。

逆マスター機能の付与には、メーカー側での個別の発注が必要となります。各シリンダーの内部構造を、利用者の鍵で開けられるように調整するため、量産品ではなく個別オーダーでの製造となります。納期は数週間程度かかることが多くなります。

まずはプッシュプルタイプのハンドルを内側で固定されているビスから外していきます。

プッシュプルハンドルの交換は、シリンダー単体の交換と比べて作業工程が増えます。ハンドル本体が扉に固定されているビスを外し、内側と外側のハンドルプレートを慎重に分離していく必要があります。ハンドル裏側に組み込まれた配線や駆動機構との干渉に注意しながら、丁寧に作業を進めます。

シリンダーが剥き出しになると、LAタイプ同様、プレートの下にレバーが入っているので、それを外すと交換が可能です。

LAタイプのシリンダーは、内部のレバー機構を介して錠ケースのデッドボルトと連動する設計です。シリンダー本体を取り外す際は、このレバーの位置と動作を確認しながら、適切な手順で分離する必要があります。逆の手順で新しいシリンダーをセットし、レバーの位置を再調整して取り付けを完了します。

動作確認をして作業終了です。

動作確認では、いくつかの観点からチェックを行います。新しい鍵での施解錠、内側からのサムターン操作、ハンドルの押し引き動作とラッチボルトの動き、エントランスオートロックでの動作(逆マスター対応)、ワンドアツーロックの両方での動作(二個同一対応)などです。すべての項目で問題ないことを確認した上で、お客様にお引き渡しする流れとなります。

逆マスター機能を付与した玄関鍵は、マンション住人の日常の利便性を大きく高めます。エントランスを通る時、ゴミ捨て場に行く時、住戸に入る時、すべての場面で同じ1本の鍵が使えるため、複数の鍵を持ち歩く煩雑さから解放されます。

一方で、逆マスター機能の鍵を紛失した場合の影響は大きくなります。1本の鍵で複数のシリンダーが開く以上、紛失時にはすべてのシリンダーを交換する判断が必要となります。鍵管理を一段と慎重に行う意識が、長期的な運用の前提となります。

ご依頼いただきありがとうございます!

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